スポーツ疾患
スポーツ疾患とは
スポーツをした際に起きる“痛み”や“機能障害”のことを指します。
症状には大きく分けて「外傷」と「障害」があり、それらを総称して『スポーツ疾患』と呼ばれています。
こんな症状で悩まれている方!!
捻挫
関節の骨と骨をつないでいる靭帯部分に、損傷を受けた患部が「捻挫」です。
「捻挫ぐらい、、」と思われている方も多いようですが、傷の度合いによって、見た目でも分からないのですが内側で悪化していたり、小さな骨折などが合併してすることもあるため、なるべく早めに受診することをおススメします。
腱板損傷
肩をよく使うスポーツなどで、“使いすぎ“や“身体のアンバランス“が原因で起こり肩のインナーマッスル(深層部にある筋肉)を痛めた際に症状が出ます。
初期症状としては、ボールを投げるしぐさで腕を前に強く振りだす動作や、腕を頭より高く上げた際に痛みが出てきます。
悪化してしまうと、少しの動作だけで激しい痛みを伴い、眠れなくなるほどの痛みが走ることもあります。
症状が人それぞれ違いますが、ほっておくと日常生活にも支障が出てしまうため、早めに受診しましょう。
肉離れ
肉離れとは、急な筋肉の収縮により筋繊維が損傷・筋肉の一部が断裂してしまうものです。 いきなり筋肉に緊張を与えることにより発生し、ほとんどが激しい痛みを伴います。
肉離れは一旦痛みが和らいでも、損傷した組織をきちんと治さないと、 また同じ部分で再発することがあり、比較的足に症状が出ることが多いですが体の筋肉のどの部位でも起こりうる症状です。
まず応急処置としてアイシングをしておき、早めに受診してください。
シンスプリント
「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」とも呼ばれ、スネの内側が痛くなる症状です。ランナーなどに多く見られるスポーツ障害で、瞬発力のあるスポーツやランニングなどで通常、スネの「内側」に疼くような痛みを生じます。 ブランク期間があり、シーズンが開けて練習を再開された方や、普段スポーツをしない方が急に過度なスポーツを始められた際に起こしやすい症状でもあります。
シンスプリントが一番やっかいな点は、“1〜2週間休めば良くなるだろう”という感覚でいざ練習を再開すると、すぐに元の痛みが戻ってくるケースが多いことです。
少しでもスネの痛み・違和感を感じる、などがあれば症状を軽く見ず早い段階で受診しましょう。
オスグッド・シュラッター病
小学生高学年から中学生にかけてスポーツを活発的に取り組んでされているお子さまに多くみられる膝の痛みで「成長痛」などとも言われています。
10代前半になる骨端症(成長期に起きる骨の病変)の一種で、寒い時期や準備運動がおろそかな場合には骨が一部はがれてしまったりすることがあります。
主に『陸上・サッカー・バレーボール、バスケットボール、バトミントン』などジャンプ動作や急停止の動きが多いスポーツによく見られます。
早期改善につながるのは、安静にすることが一番なのですが、成長過程での痛みでもあるので、成長が止まると自然に治ることも多いです。ただこのぐらいの年代のお子様には休んでスポーツをしないなどは現実的ではありません。
当院では、手技治療の他にテーピングやサポーターなどで痛みがある患部に、なるべく負担がかからないように、一人一人の状態を見ながら、長期的に症状の改善を目指しています。
放っておくと稀に骨に異常がきたす場合もあるため、一度受診されることをおすすめします。
テニス肘
その名の通り、テニスのようなラケットを振る動作があるスポーツに多い症状ですが、
日常生活での荷物を持つ際に手首から肘にかけて痛みが出た、コップを持ち上げる動作ができない、などスポーツなど普段しない方でも症状が表れる方もいます。名前の由来としてテニスの“バックハンド”での手首の返しや肘の角度が変わることで痛めやすいことからついた俗称で「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と言います。
ほとんどの場合、「使いすぎ」が原因で引き起こされることが多く、治療をすると改善されるケースの方が多いです。まずは、無理に使い過ぎないことを第一に患者様には呼びかけています。
治療ではないように思われますが、いくらテーピングや手技治療でその場では痛みがひいたり・治ったと思っていても、そこからまた同じ動作や庇わずいつも通りにしていると余計に悪化してしまうこともあります。
テニス肘は「内側」・「外側」の2つに症状が分けられます。
一般的には外側に症状が出る方が多く、当院での治療方法は痛めてしまった骨・筋肉を安静にされるためまずアイシングをし、そこから痛めた箇所を無理やり使わないように、テーピングやサポーターを施します。
- スポーツ疾患でお悩みの方へ
- スポーツをしている方にとって、何らかの負傷や痛みなどを伴うことも多いと思います。
スポーツ疾患の難しいところは、取り組んでいるスポーツの種類によって対処・治療方法が違うことです。
ご自宅などで様子を見てからという方も多いですが、素人判断では早期改善できたはずの症状が長く続いてしまったりする可能性もあるので一度受診して頂くことをおススメします。
当院では、手技療法以外に「テーピング」や希望される方には「鍼治療」なども行い、できるだけスポーツを続けながらの治療を行います。
受付時間
- 午前 /
- 9:30〜13:00
- 午後 /
- 16:00〜20:00
- 休診 / 日祝、水土午後
※水・土の午後は13:30〜18:00まで予約診を承っております。